2018年5月21日 木の根峠 4名

田代平ゲート6:10  木の根峠11:00  11:20  田代平ゲート13:50 計7:40

三条市Оさん、埼玉県Tさん、只見町Hさん、魚沼市、私。という、一応八十里に係るメンバーということで集まった。
前夜は、執拗なミーティングを長時間行い、朝は未だ息がくさかった。
 今回は、当集落の大白川部落から木の根峠間の古道を調査するという名目であった。それについては、只見のHさんはじめ、Оさん、Tさんたちが、机上の調査と計画を立てて臨んでおり、私は面合わせ的な存在であった。
 最初からの右沢渡渉は、まだ水量も多く、ぎりぎりで長靴漏水せずに渡れた。他の方々は足袋などであり、ざぶざぶと入って渡っていたようだった。次の左沢も水量が多く、私は大石を飛んで渡渉したが、他の方々は安全な渡渉を行った。
 渡渉後すぐに、かつて熊狩りで歩いたことのある、山道跡をたどった。最初の急登部分は割と分かりやすい道型が存在したが、平らになり、杉の植林地の混ざるところに来ると、皆目わからない。しかし、ブナの純林が続き、素晴らしいロケーションであった。
尾根は次第に狭くなると、藪がひどくなった。
尾根筋の一角に赤土が露出している箇所があり、以前、熊狩りに来た時、地元の古老によると、戊辰戦争時代の砲台跡だと聞いた場所であった。
 そこから一旦下り、穴清水沢方向に進路を取り再び尾根筋を登ることとなる。ここも藪の連続であった。
やがて、昔、営林署が観光道として作ったバイク道に合流した。バイク道と言っても、道幅が1メートル程度のバイクのみが通れる道型であり、山道である。
ふたたびバイク道を離れ、一旦下降し、再び登ると、かつて母達とよく来た、通称「赤渡下」という湿地帯に飛び出た。ここに、昔、タチアザミを採りに来たものである。
古道はその下部を通っていると考えられたが、強烈なクロヅルの藪で調査ができず、そのままバイク道に沿って歩くと、懐かしい木の根峠に飛び出た。
 ゆっくり昼食を摂り、帰路は田代林道を下った。

 
右沢渡渉後左沢へ 
 
急登を登り切ると杉の混交林 
 
やがてブナの純林 
 
ブナが続く 
 
黒姫 
 
激藪 
 
 
 
 
 
 
 
 
木の根峠 
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