2007年9月9日八十里越え踏破&9月10日官民界作業手伝い(夕沢界隈)

吉ヶ平4:50  雨生ヶ池分岐5:00  杉植林地終点付近5:15〜5:20  椿尾根6:00〜6:10
山ノ神7:00  番屋峠7:15〜7:25  火薬跡8:10  ブナ林8:20〜8:25  ブナ沢8:55
高清水沢9:15〜9:25  空堀小屋跡9:33  丸倉分岐(空堀)9:37  桜の窟9:50
殿様清水11:05〜11:10  鞍掛峠10:52〜11:00  小松横手11:20  田代平11:45〜12:10
木の根峠12:35  松ヶ崎手前休憩地点13:10〜13:22  松ヶ崎13:30  化け物谷地14:20
大麻平(車道)15:20   計10:30

 28名の方々と4時50分、吉ヶ平を出発。足元は未だ暗くヘッドランプで番屋分岐まで行く。
先週下田の方々が整備に入り、足元は明瞭である。それに、自分も鞍掛け峠から丸倉分岐まで草刈機で参加したから安心できる。
 早朝にもかかわらず湿度も高く蒸し暑いと感じる。椿尾根で2回目の休憩となる。大人数のため、ヒド通過や巻き道では多少時間を費やすが、ほぼ順調に行程をクリアしていく。
女性20名に男性が所々リードに挟まり、比較的スムースである。
休憩場所になると、色んなおやつやトマトなどを女性からいただき、随分と御馳走になる。
 高清水沢の水は伏流水となっているのか、申し訳ない程度に流れているのみである。
草薮が一番酷い箇所は自分が刈った所で、我ながら快適である。ここがもし手を入れなかったら大分時間を要したであろう。しかし、これも時間と共にまだまだ草は繁茂するであろうし、御気楽ハイキングというわけにはいかないであろう。
高清水沢からはかなりスローペースで来たが、1.5時間で鞍掛峠に着いた。
 あとは鼻歌気分であるが、道が単調で景色が望めない所が多く、ひたすら我慢である。
道端には、キバナアキギリ・ミジソバ・タチアザミ・カメバヒキオコシ・クロバナヒキオコシ、所によりエゾシオガマも見られた。
 15:20、ほぼ予定通り車道の大麻平に到着した。
バスで大白川のGS前に降ろしてもらい、そこで挨拶を交わし終了となった。

ブナ林が美しく感じる@
ブナ林が美しく感じるA
ゴールまじか
リーダーKさん撮影
写真に勝手にはいっちゃいました。皆様有難う御座いました。


 明けて10日、昨日の疲れが残る中、Oさん先頭で夕沢ゲートの直ぐ傍から登る。鉈で木を切り切り登り、早速息が荒くなる。
藪道らしくない痩せ尾根に着く。ヒメコマツやヤマツツジなど痩せ地に対応した樹木が多くある。
この辺では珍しいタカノツメも見られた。
昔ここでは、木を伐採する為に設けられた集材機ワイヤーが通るコースであったらしく、ワイヤーによって裸地化された場所が多いとOさんは言う。そういうところには、樹林帯でありながらススキやタニウツギ、リョウブなどの陽性草本や木本が繁茂している。特にリョウブが繁茂する箇所は、成長著しく道は綺麗に藪化する。
昼近くなり、ようやく夕沢左岸尾根に着く。怒涛の鉈切りで心肺機能も目一杯で右手もだるい。
相変わらず、山慣れしているOさんは早すぎる。
 今度は下りながら切っていく。割と苦もなく夕沢に着く。雨で全身ずぶ濡れになりながらも飯となる。
今度は村杉沢方向へと進むが、私が先頭だと直ぐ藪道を見失うこととなる。かって知ったるOBのOさんは直ぐ境道を見つけ出す。
小沢の源頭部であるのか、何年か前かの崩落であろうかクロバナヒキオコシが大量に繁茂し、また鉈目は消える。そこからしばらく行き、タイムアウトで同じ道を下ったり登り返したりして帰路を目指す。
途中の対岸尾根でカモシカが佇んでいるのをOさんが見つけ、さかんに呼んでいたが勿論カモシカは微動だにしない。
森林官の車に乗ると、濡れたズボンはことのほか気持ち悪いものであった。

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