2月24日(ネズモチ平展望台)&25日(大原スキー場周辺周遊)

 静岡県の山の会の方々15名様と共に、旧ホテル大自然館より歩き始める。
少し前に、山スキー組が4名ほど白崩沢から入ったようだ。
早朝に降った雪は数cm。気温は低く、雪も混じる。
 ネズモチ平へのルートは、この間とほぼ同じルートで歩く。
1月21日と較べると、雪は多くなっていた。しかし、まだまだ例年より少ない。
ネズモチ平の一角につくと、沢山のウサギのかじり痕があった。主にコシアブラである。
他にも、ブナ・イタヤカエデ・ヤマモミジ・ほぼこれらに限られる。
約3cmの直径までかじっているようだ。
途中で、約10mの所にウサギが佇んでいるを私が発見する。運良く全員が見る事が出来た。
中にはにウサギを初めて見たという人も居られ、まさに冥利に尽きる。
途中、御客様からリンゴやトマト、チョコレートと、女性らしい心づかいが嬉しい。

約3時間で展望台に着く。
風も冷たく雪が混じり、寒いので展望台の中に入ろうとするが、施錠されている。
ここを使っている人もいるという事なので、てっきり開いているものと思い込んでいた。
仕方ないので、風をなるべく避け昼飯とした。朝握ったオニギリは未だ暖かい。
寒いので食事が終了し次第出発する。
 白崩沢には先祖代々のカモシカが縄張りを持っている。
行きの時には姿を見せてくれなかったが、帰りは白い雪の上にしっかりと姿を見せてくれた。
特有の小首をかしげたポーズにお客様は喜んでいた。
 少し行くと、尾根筋のユキツバキがあった。なんと枯れているものがある。
ユキツバキは冬は雪の中でしか生きられない。ヤブツバキと違い、寒風と低温に弱いのだ。
従って、雪に中で生きぬく。しかし、今年はあるべき雪が無い。結果枯れる。

少し時間が早いので、立ちガラ岩を見ようと提案し、御客様は賛成してくれた。
立ちガラ岩直下まで案内し、それぞれに想いを持ったであろう。
 旧ホテル大自然館に着くと、江戸川区の子供達がソリ遊びをしていた。
夜は御客様に盃を薦められ、撃沈・・。

展望台より浅草岳
白崩沢のカモシカを見る御客様
ノウサギの食痕         コシアブラ

一夜明け、今日は数時間のコースで、と言う事でスキー場周辺を散策。
8時半から歩き始めるが、未だ凍み渡り状態で雪は凍っている。
スキー場ゲレンデを横断し、通称増反方面へ。
景色は良く、御客様は感動している。守門岳本峰、毛猛山塊、村杉半島などくっきりと見る事が出来る。
 ウサギの足跡が沢山有るとお客様は言うが、かなり重複しているものもあると思われた。
ウサギはやはりウコギ科の植物を好むのか、タラの木までも食べていた。
 越後三山や荒沢岳、兎岳を見る。
ウスタビガの繭を御客様に持ち帰ってもらう。

トップページへ
2007年山歩きへ