大池登山道
 守門岳登山口の中で、一番訪れる人の少ないコースである。しかし、それゆえに自然を楽しめるコースであると言え、最近では登る人もいくらか増えているようである。
 大池登山口は、旧入広瀬村横根地区から大池に向かう林道を利用する。途中看板などはまったく無いので、横根の大池でナビすると良いかも知れない。
 登山口には池があり、5台ほどの駐車スペースがある。入口の道標は最近新しくなった。登山口から池を捲くように道が進み、2010年頃の水害による大規模崩落で、すっかり灌木となったところに道が設けられている。
 灌木隊を過ぎるとわらびの群落があり、ここから本格的な登りの開始である。
 登山口を出発しておよそ1時間で急登を終了し、尾根らしくない尾根に到着。
 しばらく、小沢を何回か渡り、殆んど標高差は稼げない。
 沢を終了すると、藤平山に向けての登りが始まる。
 樹林帯をひたすら登って行くと、そのうち、ピークらしく薄明るく見えてくる。
 若干の眺望が望める付近だ。ここまでで約2時間。あとは、眺望もたまに見える程度で、ブナの曲がった林をひたすら歩いていく。
 まるで、アニメのトトロの森のトンネルを通っているような錯覚に陥る。
 3時間・・・。今までの樹林帯が雲を払ったように、すっきりと視界が切れる。大白川口からの登山道との合流点、三の芝である。
 まさに、胸のすくような開放感が味わえる。
 ここまで来れば、後は一安心、ゆっくりと1時間掛けて山頂を目指そう。
登山口〜〜尾根取付き(50分)〜沢上尾根(30分)
〜三の芝(1時間)〜山頂(1時間)

樹のトンネルのような田小屋道 田小屋からの守門山頂

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