2025年4月25日守門岳 本高地沢 下祝沢BCテレマーク 途中から2名

 自宅から見える冬季ルート(旧大原スキー場トップから稲妻状に伸びる尾根)にはクラックがいくつか入り、途中でスキー板をクロスし藤平稜線まで歩きで行くこととした。  
 今日の板も75mmベクターグライド、ケーブルビンディングG3というスタイルである。雪が締まるとエッヂの食いつきを求められ、板のウエストが細い方が有利となるからである。  
 スキー場を登っていくと、最近の高温で雪面がデコボコ状態になっている。帰りの滑走は難しいと思った。  
 第2ゲレンデの山頂近くで、携帯が鳴り、出ると近所のHさんであった。下に下がったら私の車があったので、これから追いかけてくるという。  
 900mから上の適当なところでザックに板を括り登ることとした。雪が切れているからである。上部を注意し、枝に引っ掛からないよう注意するのだが、やはり天辺が灌木に引っ掛かり、いらつく。  
 藤平尾根に着くと、後方からHさんが追いつき、以降一緒に行動する。  
 守門山頂直下はかなり藪になっており、本高地沢側の雪を歩き山頂に着いた。 山頂で食パン3枚とベビーチーズを数個食べ、清涼飲料水で流し込む。  
 身支度を整え本高地沢源頭から滑走。標高1100mまで滑走した。雪は良いとは言えず、縦溝が滑り難かったがなんとかテレマークで滑った。  
 登山道に向けて200mほど登り返す。  
 下祝沢左岸ゲレンデのドロップポイントが大きなクラックになっており、その横を慎重にトラバースし、その後はシュートを滑る。このシュート途中に小さな滝があるのでそこで一旦停止し、樹林帯に一旦エスケープし再び滑走を続ける。 斜面が緩くなると、冬季に底雪崩が発生したものと思われる、おおむね100㎥ほどのブナが切り倒されたかのように順序よく寝ていた。市道を滑り、途中でHさんと別れ、旧大原スキー場の凸凹になったゲレンデを練習しながら下った。 かなり多く滑った感がし、とても良い山行であった。

 
途中藪漕ぎあり 
 
山頂付近の雪の状況 
 
山頂 
 
袴腰方面 
 
本高地沢1100mまで滑走 
 
本高地沢源頭部より滑走 
 
 登山道位置まで登り返し
 
藤平尾根よりダイレクトに滑走 
 
底雪崩による大規模なブナの倒木 
 
新緑始まる 
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