2023年2月23日 浅草岳嘉平与のボッチまでBC 2名

 昨年から計画していた長男とのBC計画であったが、本日ようやく日程が合い行くこととした。しかし、あいにくの小雪の出だしであり、気温も上がらず新雪の下はアイスバーンであった。また、数日前に歩きの方のスノーシューなどの跡がたくさんあり、歩き難くもあった。
 他にソロの方がお一人だけであった。
 普段はクランポンは使わない主義、というわけでもないが、昨年まで75oセンターだったので、比較的必要が無かったのである。ただ、今年は今風の板に替え、先端部も反っていることから摩擦係数が分散しているためか、以前よりスリップを生じやすいと感じていたのである。また、昨今の雨続きや好天続きで、冷えれば確実に強烈なアイスバーンになるのは必至だろうと考え、クランポンを買いに行った。ベルト式の比較的リーズナブルなものを勧められたので、買ったのであるが、もう1種類の爪の長い方を買うべきだったと思った。使い慣れないと器具の能力を発揮できない代物だ。
 1200mを超えると下層のアイスバーンはストックも刺さらないほどとなり、なんとか嘉平与のボッチまで至った。そこからのトラバースは危険と考え、撤退。
 慎重にアルペンターンで下ってゆく。
 1300m付近でAT2名とスライド。1200mから下は私たちが登りにルートを選びながら来たコースを下った。となりの正規ルート尾根でわいわいとにぎやかな声が聞こえたので、そこそこ登っているのだろうと思った。
 その後もアルペンターンを主体に細かいツリーランをこなし、条件の良いところではテレマークターンという配分で滑降を楽しんだ。楽しむと言っても、新雪の下部は頑強なアイスバーンであり、ガリガリと五月蠅く、なにしろスキーブーツで立っていられないほどの硬さであった。
 後半は雪も柔らかくはなったが、数日前の歩きの方々の凸凹クリアに気を遣い、最後の車道まで気の抜けないツアーであった。

 
白崩滝 
 
850凹地 
 
980p 
 
嘉平与のボッチ 
 
アイヨシ源頭 
 
ホテル大自然館跡 
 
雪流れ 
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