2024年2月17日(土) 芋鞘から守門岳BC 3名

 昨年、大白川に移住したH氏、入広瀬のテレマークパイオニアS君を誘ったら、都合は良いとのことで、なつかしの芋鞘ルートから登ることとした。
 このコースの一部を遊び場としている、これまたテレマークの達人Sさんのトレーニング場、仁田の池ゲレンデを通過。
 めずらしく先行者2名と後続から車で到着した2名、合計7名がこの芋鞘から登るという、昔なら大珍事に巡り合うこととなった。
 やはり昨今のBCブームと雪不足により、なるべくならコンスタントにシール登行できるルートを選びたいが故のものなのだろうか。
 この日は本来、カモシカ調査を兼ね、ひとりでのんびりと、踏めれば山頂までという計画であった。が、S君もHさんもこのコースを辿ってみたいという希望が兼ねてよりあったので、お二人を誘ってみることにしたのである。
 最大の難所は650mから950m尾根までの急登であった。本来、池の右を捲いて864pを目指す予定であったが、先行者のトレースはかなり手前から急登めがけて踏み跡があり、それを用いて登ることとしたのである。しかし、クトーはあらかじめ持ってきていなく、途中でスリップ多発。各自多々トラブルなどが発生し、途中ツボ足で行軍したりし、這う這うの体でようやく稜線にたどり着いたのである。なんと稜線まで2時間40分かかっていたそうである。
 稜線からは、すでに体力をかなり使い切っているので開き直り、だらだらと山頂まで至った。
 山頂はさすがに晴天とはいっても風が強く、早々に滑走準備をし、私とS君は本高地沢源頭を少し滑走し、トラバース後正規ルートに戻った。Hさんはビンディングトラブルなどで、何度も立ち止まっていたので私たちは下の方で彼を待った。
 大原方面への分岐付近でゆっくりとお昼にすることとし、Hさんからお汁粉を御馳走になった。
 休憩後、かなりシビアなツリーランとなるのだが、私は膝の痛みが出ていたので、テレマークスタンスは一切封印し、すべてアルペンスタンスで滑り切ることを決めていたので、それがかえって良かったようで、難なくクリアしていった。ただ、後半は新雪が緩み、ストップスノーとなっている部分もあったので、転倒しないよう注意した。
 後半の最後の壁は、二手に分かれ、私はほぼ直下にコース取りをし、思い湿雪でいくぶん自分のシュプールで雪崩れながらもなんとか下方にたどり着いた。HさんとS君はそのままかなり前方方向に斜向傾で滑走し高度を下げていったようである。
 最後の綺麗な1枚バーンで彼らを待ち、S君の滑りを撮り、車道を移動して終了となった。

 
仁田の池上部の2011水害跡 今はこんなゲレンデとなっている 
 
やっと稜線到達 
 
 
 
 
 
藤平山から守門岳 
 
三の芝手前のあり得ない少雪 例年に較べると3mほど少ない 
 
上祝沢源頭カール 通称三の芝 
 
 
入広瀬テレマーク組合 初山行 
 
山頂道標 
 
青雲、大岳 
 
袴腰 烏帽子山まで行ってきたという人に会う 
 
藤平尾根を歩く登山者 
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