2024年1月30日浅草岳BCテレマークスキー2名

 地元Y君が行けるというので、浅草を目指す。
 我々のほかに何台か車が停まっていた。これだけ極端な少雪と深雪と平日にかかわらずBC愛好家が訪れるとは、時代も変わったものである。
 前日下見に行ったのだが、トレースは28日のものがうっすらと残っていたのを確認していた。本日は先行は4名で私たちはその跡をついて行った。1000m前後で28日に来訪したスキーヤーは撤退した模様で、その付近からラッセル交代をS君が担当してくれた。
 少雪につき、ブナの小径木が林立し、滑るスペースはかなり難しいと感じた。また、数日前の重い降雪で、枝にかなり多くの雪が付着し、進路を塞いでいるものが多かった。拠って、それらの雪がすべて雪面に落下すれば、かなり進路および滑走ラインは確保できると思った。
 嘉平与のボッチ手前でガスは濃くなり、視界が極めて悪くなった。さらにところどころアイスバーン状態となっていた。しかし、次第にガスが切れ、見通しが良くなった。
 三名グループと二名グループはそれぞれ山頂に行かず、途中の急斜面を滑走し、ふたたび登り返し別な斜面へとドロップするとのことであった。
 山頂はミニモンスターがたくさんあり、道標もちびモンスターとなり文字は見えなかった。
 シールはそのまま着け、前岳でシールを外した。準備をしているのだが、あたらしくNTNビンディングにしたのでビンディング特性を把握しておらず、雪が詰まりロックできない状態となりあせった。滑走モード時には、詰まった雪をしっかり取り除いてやらないと機能しなくなる道具なのであろう。
 しばらく先頭で気持ち良く滑走したが、途中で膝に痛みが走った。左膝に難があったのだが、今年は調子が良いので安心していたのだが、やはりシーズンに一度二度は発症するようだ。結局以下の斜面は左膝を庇いつつ、アルペンターンなどを用いたりして滑走するのであるが、疲れからか思わぬ転倒など、加齢も関係しているのであろう、少し落胆した。
 それでもなんとか高齢者になってもテレマークスキーで厳冬期に浅草岳に行って来れたというのは、気分は決して悪いものでは無かった。
 でもっぱり悔しい。山スキー登山ではあるけれど、滑走重視なので。

 
白崩林道 
 
杉林を登る 
 
1000付近 
 
1246付近 
 
先行する若者 
 
山頂到達 
 
見えないが山頂道標 
 
山頂から下ってきたS君 
 
 帰りにハッキリ顔を出した嘉平与のボッチ
 
帰り途中の守門岳 

 

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