2023年12月6日 長岡市、魚沼市 石峠周回ソロ ヤマップ

 長年この遺構は気になっていたが、藪であろうと思われチャレンジすることはなかったのだが、今年度中にここの整備が大々的に行われたと情報を得ていた。
 6日当日は勤務ではあったが早番の正午上がりであり、好天のため向かうこととした。
 ヤマップ情報は有雪期のものしかなかったが、地形図はしっかり残っていたので問題なく進めた。
 基本的に九十九折りではあったが、八十里などに較べるとたいへんルーズなものであり、荷車メインの道ではなく、馬での荷物運搬だった気がする。特徴的なのは、道全体が窪んでいて掘割状に道が作られているということである。
 521を過ぎると道は左に折れ、石峠方面へと向かっているが、△点はその分岐から数百メートル右に進んだ地点のようだ。つまりここに至るには藪漕ぎが必要となる。なにしろ、午後からの山なので深入りは禁物なので△点は踏まないこととした。
 整備はされていたが、細かい地名はわからない。あとで帰って調べてみるが、ピーク状の地形が広く刈り払われていたので、ここが石峠の城跡なのかもしれない。
 帰りは元来た道を戻るのが早かったが、周回し、帰りを車道歩きでも小一時間ほど国道を歩けば何とか日暮れまでに車の位置までたどり着けるであろうと逆方へと下っていく。すると先ほどの広場よりも更に広い地形となり、なにやら杉の大木を何本か伐ってあった。大きな石があり、これが石峠の由来という説もあるらしい。これもあとでいろいろググった結果でしかないのだが。
 この広場から下部は重機を入れた道のようであり、かなり人工的である。木の伐採した地域は、杉の大木のみでなく、割と広範囲にわたっていた。上を見ると送電線があるわけでもなく、かなり違和感があった。次年度あたりから本格的な石峠の観光地としての観光事業でも開始されるのであろうか。知るところではないが、少し残念ではある。
 その機械的な道は地図上の破線とほぼ同じであり、なんとか合理的に290号線に出れるルートを模索していたところ、○○城跡(うっかり失念してしまったというか、画像に収めておくべきであった)に向かって途中まで道があるようだ。地図上に道はないが方向としては国道方向であり、行き止まりであったとしても、再び遠回りにはなるが問題ないだろうと行ってみることとした。
 道はきれいに整備され、栗山沢から上部に向かう破線と合流するのではないかと想像した。
 やはり所縁のある墓石のようなものがたくさんある場所に着き、道は九十九折をくり返し栗山沢に出ることができた。
 車道をしばらく歩き、初の石峠トンネルを歩いた。

 
石峠トンネル手前から 
 
 
タラっとした九十九折。掘割的構造 
 
石峠城?址からの守門岳 
 
 
 
 石峠の名の由来だとか
 
428付近 
 
トンネル歩き 割と気持ちよい。約一キロ。 
 
トップへ 
 2023年山歩きへ
 山塊別山行き記録へ