2017年5月12日 白崩橋から浅草岳前岳〜桜曽根からムジナ沢登山道下山  ソロ

白崩橋12:10  白崩滝ながめ12:35  白崩林道終点シラベンノノ沢12:45  ウダイカンバ13:10  ヤジマナ滝p13:45
アイヨシ沢突き上げp14:40  尾根終了地点14:55  ヤジマナ沢突き上げp15:20  嘉平与のボッチ15:25
前岳15:50  嘉平与のポッチ16:00  桜曽根p16:30  尾根末端石柱17:10  白崩林道17:35  白崩橋18:00 計5:50

 朝からは山に行けず、午後からとなる。
この時期、ここからの登山は藪が厳しいのは予想されたが、安全度という面では逆に期待できるかもしれないという事で白崩有雪期ルートを歩いてみることにした。
白崩橋の所に軽自動車が一台停車していた。
歩き出しのザレの所で、一名スライド。藪の出具合を尋ねると、雪はいっぱいあったよと言う。
 白崩滝も緑に包まれ、見事であった。
林道終点地区も、一見すると雪は着いているように見えたが、シラベンノノ沢は何か所も口を開け、数日後には完全に渡渉する必要があると思った。
植林地に入り込むも、すぐ藪となる。が、藪そのものは薄い。差し当たり、軽く目印などを結ぶも、小さなヒド状の沢が二か所ほど口を開け始めており、ここも数日後には口を開くであろう。
通常のウダイカンバのあるコースを登って行こうと先を見ると、やはり数メートルの藪。ウダイカンバの近くのヒドも、水の流れる音がするように既になっていた。
官民界の急登は意外に雪がついていたが、その先の平らな付近までも既に藪化が進み、わずかではあるが藪を歩くことになった。
ヤジマナ滝横尾根pに至るまでの急斜面は雪はしっかりついていたが、積雪はすでに50p超くらいであろうか。
ヤジマナ滝尾根pからは少し雪提を歩き、アイヨシ沢側に尾根薮を越える。
アイヨシ沢の滝音が聞こえ、ここももう今現在が限界という感じだ。
ここからアイヨシ沢まで30〜50mほど藪歩きをする。アイヨシ沢もだいぶ沢部分は沈降し、脇の水の取り入れヒドからは水の落ち込む音が各所にしていた。
アイヨシ沢突き上げから尾根に入り、そのままヤジマナ沢突き上げpに至る道順であったが、ヤジマナ沢突き上げpはすでに剛毛のような密藪が露出しており、尾根の終点あたりからトラバースし桜曽根ルートの移る必要があった。ここで以外にトラバースに時間を食った。
ヤジマナ沢突き上げpの手前から桜曽根コース夏道が露出し、そこを用いる。
嘉平与のボッチから前岳まではまだたっぷりの雪があり、植生保護ロープ設置などの作業はおおむね一か月後くらいでも良さそうな感じだ。
時間も押してきていたので、山頂までは行かず、前岳で折り返す。
帰路は桜曽根コースからムジナ沢コースを下山する予定とし、ヤジマナ沢突き上げpから、夏道を下山。
途中で、うっかりサンザイマナ沢右岸尾根(ヤスノ沢左岸尾根)の方向へ行ってしまったが、すぐわかりヤジマナ沢右岸側へと移動。
桜曽根はだだっ広い尾根で、夏道を探すのはなかなか難しいが、ところどころ痕跡を残しているので、徐々にわかるようになってくるだろう。
桜曽根旧pが見えるあたりから、ほぼ夏道を踏めるようになる。
桜曽根旧駐車場から、100メール程は夏道が露出しているが、そのあとは急な雪斜面が100mほど続き、杉の植林地となる。
標高900付近から850m付近は、ヤジマナ沢支流の分水嶺となっており、杉が植えられていてわかりにくい箇所である。
先の812mの尾根を目指すことが必須だろうか。
その後は、720mp石柱標の所までヤジマナ沢右岸尾根であり、明瞭である。
石柱標から下部はやや雪が残る。
660mからヤジマナ沢あたりまでは平坦であり、渡渉位置は確認しずらいが、おおむね凹んでいるあたりが渡渉位置の入り口である。ヤジマナ沢はさほど水量は多くないが、両岸がまだ雪塊であり、渡りやすいが、この先岸の雪が消え、雪代が多くなれば、渡渉困難という事も考えられる。
渡渉位置から、白崩林道までの間は夏道露出は皆無で、適当に突っ切り白崩林道に出た。

 
 白崩滝
 
嘉平与のボッチ 
 
 前岳から浅草岳山頂
イワウチワ 
 
 ムラサキヤシオ
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