2016年6月19日 守門岳小烏帽子付近植生ロープ設置

大まかに朝仕事をこなし、なるべく涼しいうちにと、残していた地区のロープ設置に向かった。
久しく使っていない登山靴などを履いて午前7時くらいから登り始める。
 登山客はさして居ない。みな、浅草岳にでもヒメサユリ愛でにでも行っているのであろう。
花目当ての登山など絶対行きたくない。そこに咲くもの、あるもの、そういうものを感ずることが出来ればいいではないか。そう思う。
ヒメサユリを見たいのなら、超朝一か、雨の日か、人気も薄れた午後遅い時間か、私ならそうする。
大勢の視線にさらされた、俗っぽい花弁など見たくない、ストリップショウじゃあるまいし。
作業が終了すると、偶然、只見のHさんにお会いした。
八十里越えの研究を長くされた方であり、一緒に山行きもしたこともあり、昨年は木の根峠から田代平以遠まで除草を手伝っていただいた。
最近、八十里の歴史などをまとめた冊子を刊行し、私も頂き、ときどき閲覧している。

水場で分かれ、水場から少し下方のタチアザミを少し採る。
葉先にはおびただしいアブラムシが棲みつき、コロニーを形成していた。これらと共存するのは、決まってアリたちである。
アリの目的は、アブラムシの甘露と言うお尻から出る甘い液体であり、その代償としてアブラムシ群落のコロニーの番兵として働くのである。

ヒメシャガやニッコウキスゲも咲き始めており、例年より約1ヶ月ほど開花時期が早いようである。

上る途中から、久々に履いた登山靴の底が剥がれ始め、下山途中には片方がすべて取れてしまった。
細引きなどで底を縛ったりしたのだが、結局だめであった。
こういう場合は、ビブラム底を張り替えてくれると聞いたが、購入はすでに10年は経過しているので、どうなんだろう。
 

 
 今日のゴール  山頂まではパス
 
1385pロープ設置通称二の芝 
 
 同じく
 
ヒメシャガ 
 
 わずかに残る雪渓
 
 
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