2014年7月5日  鞍掛山

 某会(お客様ではない)とともに、よしが沢手前より歩き始める。
オオイタドリは文字通り巨大な高さとなり、先月芽吹いたばかりのブナの新芽は双子葉から通常の葉になっていた。
なるべく時間を短縮したいので、林道から右に逸れ八十里道を一部用い田代平を目指す。
それにしても草薮は勢いを増し、たちまち木の根峠に至る草薮はひどくなるのが予想された。
 田代平湿原はミツガシワの花も終わり、トキソウがところどころ花をつけ、来週あたりには誰も訪れることもないが見ごろになるであろう。
石川県の某会の方々は巨木のブナを見て感激ひとしおの様子だった。皆さん、植物や自然関連の知識に詳しい方々のようで、いちいち立ち止まり同定に忙しく、時間はきわめてゆっくり経っていった。
10:00頃よしが沢手前発で、鞍掛峠には13:00着であった。
そこから希望者のみ鞍掛山を目指したが、わずか30分で山頂に到着。標高差160mでしかないので藪漕ぎとしては妥当のタイムであろう。
八十里道から眺める鞍掛山はかなり高く見え、昨年立った雨天の山頂は途中のピークであったのではあるまいか?との疑念があったが、山頂に着き、あたりを見ると隣には田代山があり、後方には丸倉山があるのを確認し、山頂であるとの確証を得た。
 山道のようになっている部分をカモシカの獣道と思っていたが、それにしても明瞭な部分があり、昔の八十里越えの尾根道であった可能性も否定できない。

 
 
 
 
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