2013年7月7日 鞍掛山1122m

よしが沢手前林道分岐8:25  田代平9:30  小松横手10:00  鞍掛峠10:30  10:40  鞍掛山11:20  11:40  鞍掛峠12:05 以降山菜山行にて時刻なし


 天気も良くなく、自然環境保護レポートのネタと山菜採りにでも行こうかと田代平方面に行くこととした。
この冬であろうか、メールにて問い合わせがあり、全国の鞍掛山を廻る山行をやっており、こちらの鞍掛山にも行く予定である・・とのメールをいただいたのだが、鞍掛峠ならまだしも鞍掛山などという山そのものがあったのかさえ知らずにいた。国土地理院の25000図では標高しか記載されていないが、三条市が独自で製作した地図には出ていた。
番屋峠で「あの三角のピークの右下の鞍部が鞍掛峠です」なんて言う説明を厭というほどした自分がいまさらながら恥ずかしい。
 メールを送られた方はおそらく平易な登山道の有る山岳を予想したのだろうが、「藪山である」というようなメールを出して以来、音沙汰がない。
何はともあれ、問い合わせのあった山は知っておく必要があると思い、一石三鳥(ちょうはこれでよかった?)の山旅を行うこととした。
 来週の土曜はやっとまとまった登山の団体様が来る予定であり、山菜の仕入れも必要となってきていたのである。

 田代平林道に入り口でゲートのキーを開け、車を乗り入れる。今度は雪も消え、よしが沢手前まで一昨年同様に入ることが出来た。
巨大なオオイタドリが生えていたりするが、一方では枯れかけたフキノトウが残っていたりする。
田代平から鞍掛峠間を山の幸を物色しながら進んでいく。
 それはそうと、今年は今のところ大勢での八十里越えトレッキングは行われていないようである。
部分的にかなり危険なトラバースもあったりで、団体での歩きは改めてコースの整備が必要な部分も多々あるように前回思った。

鞍掛峠は長引く停滞前線と悪条件により雨に濡れ、ひっそりとしていた。
人気もない、私とシロだけの藪漕ぎが始まると思うと山歩きの楽しさなぞどこにもない。
ひたすら修行僧のように小木を掻き分けて前に進むのみである。
だが、以外に踏み跡らしき痕もあるようだし、小さな木に鉈目も有る。
しかしそれはカモシカの獣道であり、ウサギの枝をかじった食痕かもしれなかった。まるで人工的な痕跡はほぼ無いと思われる。
ガスでよく解らないが、これ以上高い場所はない場所まで着いた。
ハナヒリノキとハイイヌツゲの糞藪の覆われた山頂であったが、大木が倒れた痕が赤土となっており、そこだけスペースとなっており、いかにも山頂っぽい。
景色はまるで見えなかったがシロと昼食を食らう。
その後、3時間かけてゆっくり食材調達をしながら下った。

雨に煙る鞍掛峠
山頂付近はひどい藪でしたが
すぐそばはこのように木が倒れた痕があり、ほどよいスペースがありました。
スクープ!!勝手に一人で盛り上がってました。
鞍掛峠の10m上部に段があり、そこに埋もれた祠がありました。
ピッケルでも持ってきていればきちんと画像を撮れたのですが、・・・・。
少なくともフラッシュをたいてとればよかったです・・残念。ピンボケ。
あーあ、田代平湿原も化け物谷地になっちゃいましたね。


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