2013年6月23日 大雲沢ヒュッテ八十里越えトレッキング(参加者2名)  

吉ヶ平5:40  雨ヶ池分岐5:52 椿尾根6:50 7:00  番屋乗り越し8:15 8:20  高清水沢10:05 10:15  殿様清水11:00
鞍掛峠12:00 12:30  田代平湿原13:40  13:45  木の根峠14:30  14:35  松ヶ崎15:20  15:25  大麻平17:35

遅場の集落にゲートはあったが、開放されており、通行止めの表示はなく、吉ヶ平まで久々に車で入れた。
吉ヶ平山荘には多くの車が停車しており、朝からドラム缶の風呂に浸かる人が見られた。
 過去に住んでいた村人の墓地も除草され、再び人気が戻った隠れ里のような雰囲気をかもし出している。
大きな不要木は伐採が施されていたが、草はそのままで朝露がひどく、普通のベトナムズボンしか履いていない私だけ雨具の下だけ着けさせてもらう。
かなりハイペースだと思ったが、椿尾根には1時間10分掛かった。


椿尾根から番屋乗り越しの間は、地元の山岳会の方々によりほどよく整備されていたが、一部小沢崩落地の捲きの部分は、ステップが雪で押しつぶされフラットになっており、かなり慎重を期して通過する。
単独でもあれば、如何様にしても通過できるがパーティーとしては慎重に通過しなければならない部分が多くなってきていると感じる。
普通の登山道と比べるとかなり難度が高いと言えよう。




番屋乗り越しを過ぎると、季節感が春に戻り、まだ雪解け間もない植物が多く見られた。
火薬跡から眺める烏帽子山と右後方守門岳である。
同位置で見る、いたる鞍掛峠。まだ遥か先である。
尖ったピークは鞍掛山と言われるそうだ。
いずれここも藪漕ぎしなければならないピークである。



ブナ沢渡渉の手前で一部目印テープが重複している部分があり、戸惑ったが、この辺は草が繁茂してくる時期には注意が必要だろう。
いずれにしても巨大な崩落地に至る事が出来ればほぼルートは間違うことはない。
ただ、崩落地からもとの山道に戻るときには十分目印などを確認し注意が必要。
上は高清水沢であるが、ここも目印テープが前と違う箇所についていた。
 高清水沢を過ぎると丸倉となるが、平らな部分は至るところに雪がまだ残り、ニリンソウやサンカヨウなどの花盛りであった。
自然観察やらのんびりと遊びながら歩いたり、雪のトラバースやステップが平滑になっている部分もあったりで難所があったりで、かなり時間が掛かった。




鞍掛峠でゆっくりするが、ブユの大群に辟易する。
小松横手では美しい黒姫と袴腰の鋭鋒をカメラに撮る。
道端にはヒメサユリが花をつけていた。

雪が消えたばかりの山道では、昔の苦労が偲ばれる。
下は、わかりにくいが、昔施工された橋の基礎の石垣工。




とにかく今の時期にしては雪がたくさん残っており、田代平ではまだ水芭蕉が盛りであった。



松ヶ崎からの眺め


化け物谷地にはおびただしいモリアオガエルの卵塊がぶら下がっていた。
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