2011年4月5日 大原スキー場から守門岳

 スキー場(0:37)スキー場終点(0:23)755三角点(1:10)田小屋稜線(0:30)1348p(0:35)守門岳(2:00)スキー場
 午後から用があるので、なるべく正午過ぎ頃までに帰って来たいと思い、7時にシロとスキー場を歩き始める。スキー場は、先日の日曜日で、一旦終了となり、後は不定期土日連休営業となる。昨今、カービングスキーが普及し、シュプールも2本のライン状のものが多く、一昨日の跡がくっきりと残されている。
 第2リフト終点からブナ林に踏み入るが、かなり古いスキーヤーの跡があるのみであとは何もない。まだ雪は凍っていて、カンジキを付けるまでもない。755m三角点の上の尾根の分岐では雪庇が形成されている。この箇所での雪庇形成は今まで見たことがない。それほど雪の量が多いということなのであろう。
 そこを過ぎるといつもも平らな尾根となり、そこから一気に急登となるのだが、ここもさし当たってひび割れなどは下からは解らないほどである。歩いていくと、突然抜かりひび割れが隠れていたようだ。雪の粒子間の間隙が多いところではやはり注意が必要なようだ。
 田小屋稜線に取り付くと、一昨日の跡であろうか比較的新しいシュプールが見られた。単独行のようである。ここらへんから少しぬかり始めるがカンジキを付けるまでも無いようなので履かずに歩く。
 昨日下界でも雪が混じったが、かなり風も吹いたようで、シュカブラが形成されている。山頂直下のツゲ類やキャラボクなどもほとんど露出しておらず、それぞれミニモンスターとなっている。
 1348pから山頂までは通常の時期だと、各所にクレバスが入っているが、肉眼でもほぼ解らない。だが、幾分筋状に凹んでいる。
山頂まではすぐそこに見えるが、なかなか着かない、これが有雪期特有の現象だ。
 山頂ほか見渡す限りの範囲では、人影は皆無である。今の時期だと、道標はほぼ下の方まで露出しているのだが、今年は上部50p程度となっている。あきらかにいつもの年と違うと言えよう。
 たくさんの山容が目認されたが、時間が無いので早めに下った。かなり脹脛に負担を感じたので、明日以降筋肉痛になるのは必至だろう。

守門岳から大岳方面と山頂道標の様子
守門袴越しと丸倉山方面
守門岳山頂付近より1348p間の稜線状況
右耳が立たなくなってしまったシロ(まだまだ体力は無尽蔵です)
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