2010年11月14日  下田白根山

 登山口には2台の高級車が登山カード入れの向こうまで侵入しようとしていたが、バックギアーを入れたらしくバックし始めた。
玄人雅さんのホームページを見てきたので、ゲートがあると言うのは承知していた。
 車を止めて支度をしていると、地面には夥しい糞のようなものがあり、熊のウンコかと思ったら、妖怪人間ベムだった。何かの菌類か何かだろうが、気味の悪い物体だった。
 先行者に挨拶をして、先に歩き始めたが、車道の終点で追い越された。高野不動産のコマーシャルのような方言だったので、中越地区に人であろう。なんだかかなりハイペースで急登をぐんぐん登っていった。
 ここの所、第四時成長期になってしまい、再び80`近い体重になってしまっていたので、無理は禁物である。まぁ、あれだけのハイペースだったら、途中で追いつけるかも知れないなどとその時点では思っていた。
 急登は延々と続いた。尾根に取っ付くと熊の眺め場という道標があった。確かにここで熊の目当てをすれば一目で眺めることが出来、各担当者に采配を振ることができるであろう。良い場所であると思う。
 あそこがピークかと思われたが、前白根であった。山頂まであと少しと書いてあったが、登山道は無情にもどんどん伸びていった。
 先行の2人には5分くらいの遅れで着いた。いやぁ、早いですねぇ〜と挨拶をする。
 直ぐ傍には粟ヶ岳があった。いわゆるひとつの川内山塊も直ぐ傍に見えた。守門浅草黒姫、丸倉、鞍掛峠も見ることが出来た。
 この山は、熊の眺め場当たりから、官民境の杭がずっと山頂まであり、下方にもそれが続いていた。この踏み跡はどこまで続いているのか興味深いところであるが、今日はここまでとした。
 数分早めに二人組みより先に出発したが、直ぐ傍まで熊鈴の音が聞こえてきた。登りも早いが下りも早い方々である。かなりの急登で離したかと思ったが、まだ近くに鈴の音が聞こえてくる。そこまでやるかと、こちらも闘争心丸出しで、途中で服を脱ぎ、必死で下った。
 
駐車場0:20登山口0:12山ノ神0:43稜線0:06熊の眺め場0:39前白根0:16白根山
白根山0:09前白根0:48登山口0:15駐車場

矢筈
おらほ
粟へ稜線
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