2010年7月11日 八十里越え

 当宿プチイベントに5名の方が参加。今回は後半の車道歩きは疲れるので、逆ルートで歩く計画とした。ただ、天気の具合で午後の雨量が多ければ渡渉の問題も有り、ぎりぎりまで悩んだ。
 予報は午前午後ともほぼ同じ雨量と推定されるようで、計画通り入叶津から歩くこととした。
 田代平はトキソウが盛りを迎えていた。ただ、折角施工された木道も腐れかけ苔などが生えて滑りやすくなっており、新しく施工しなおすか全面撤去などして欲しいところである。
 鞍掛峠まで来ると下方からエンジン音が聞こえてきた。どうやら下田山岳会やら八十里を守る会の方々が登山道整備をしているようである。
 下っていくと、殿様清水のあたりで約10名ほどの作業員が休んでいた。皆気さくで、清水を呑んでいけだの、ビールを飲まないかだの話しかけてくれるのだが、ひたすらこっちは平身低頭で対応するという図だった。この先は水場がどうだとか、色々とアドバイスをしてくれているようだったが、こちも自慢じゃないが、15回以上は八十里越えを歩いている身である。散々目印付けも通ったし、何処そこに水が流れ出る、など周知しているのだが、その場の雰囲気と言うのもある。彼らの奉仕の精神に水を掛けたくない。
 ブナ沢の次の小沢で、第二グループの草刈隊と会う。ここも総勢10名くらい。あわせれば相当な数だ。
 ブナ沢から番屋乗り越しまでは結構時間が掛かり、結局吉ヶ平に着いたのは17時ジャストとなった。つまりどこから入っても時間はほぼ同じと言うことのようだ。

記録

 アケボノシュスラン・ショウキラン・ツレサギソウ・オニノヤガラなどのラン科の植物が目を引いた。野鳥はクロツグミ・アカショウビン・オオルリ・コルリ・クロジ・シジュウカラ・ヤブサメ・ジュウイチ・ツツドリ・ウグイス・カッコウ(メス)・ヤマドリ♀・キビタキ・ミソサザイ・ホオジロ・ホトトギスなどの声・姿の確認をした。
入叶津ゲート6:05 八十里入り口7:00 7:10 化け物谷地8:20 8:30  松ヶ崎9:15 9:25  木の根峠10:05
田代平10:45 11:00  小松横手11:30  鞍掛峠11:55 12:05  高清水沢13:10 13:20  火薬跡14:15 14:25
番屋乗り越し15:00 15:05  椿尾根15:55 16:05  吉ヶ平17:00

画像は全て携帯から

田代平のトキソウ
田代平からのいつもの風景
シモツケソウ

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