2009年9月10日 八十里道高清水沢 単独シロ

 朝から雨模様で、外に出るのは厭だったが、八十里道の状況が知りたかった。シロを荷台に積み、田代平への林道を入っていく。道路の水溜りは澄んでいて誰も車を入れた痕跡はない。
雨交じりの田代平は誰も居なく、ブナの極相林が静寂な空間を作り出していた。美しいという言葉ではない、神々しい雰囲気だ。
 この道は良く通った道だ、何処にどの木があって小沢が道を横切っていることさえも覚えているはずだ・・・。それにしても着かないな、鞍掛峠は意外に遠かった。
 鞍掛峠からは以前は悪路であり、難路が続いていたのだが、ここ数年手が良く入り、今年も一度刈り払いが行われた痕跡があった。
鞍掛峠から殿様清水間には木が少ない草地がある。ここが一番解りづらい箇所なのだが行ってみるとそうでもなかった。やはり少なくとも1回は刈り払われたようである。
クロバナヒキオコシと言うシソ科の植物が開花していた。その花だけにスズメバチが蜜を吸いに来ていた。スズメバチのほかにはジバチやミツバチも居たが、共に餌を食べに来ているようで特に襲ってくると言う風でもない。しかしながら急な動きを避け、出来るだけスズメバチが花から離れた時に慌てず通り過ぎるようにした。そんな箇所が幾箇所かあった。 へつり部分で道幅が狭くなっているので、ここを通る時には注意が必要だ。
 高清水沢までで折り返していると、かなり雨が落ちてきた。朝から雨具を脱ぐことはなかった。

田代平付近の森 田代付近の森2
高清水沢 高清水沢の近くの森1
高清水沢への山道 高清水沢の近くの森2
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