10月4日 八十里越え正規道踏破

吉ヶ平6:05  椿尾根7:05   椿尾根発7:10  番屋乗り越し8:05  発8:15
火薬跡8:45  ブナ沢9:20  高清水沢9:35   発9:45  桜窟10:05  殿様清水10:20
鞍掛峠11:00   発11:15  田代平12:05  木の根峠12:45  松ヶ崎13:25  発13:30
化け物谷地14:15  大麻平15:10  浅草岳入叶津登山口16:20

 若い男性のお客様1名を案内することになった。
八十里越えでは、過去最高20名のお客様をご案内したことがある。本日は1名と言うことで、過去で一番少ない人数である。逆に少なければ少ないなりの楽しさもある。また、何名であろうが確実に踏破を果たさせてやることが自分の勤めである。ただ、さすがに山行きは今日で連続4日目であり、もはや気力だけの歩きとなることが予想された。
 コース状況はどうなのか少し不安であったが、あまり心配もしていなかった。
馬場跡まで行くといつもの大きなオオイタドリは全て綺麗に刈られ、刈払われたばかりの感じであった。
足は重いが、コースは全て問題なく歩けた。
特に、高清水沢から鞍掛峠間の平らな地形のでは、邪魔な木が全てチェーンソーで切られ、広く施されていた。これで間違う心配はないであろう。草の繁茂は今年は既に終了している。
木の根峠から福島県側は相変わらず泥濘が多く、スタイルに拘らなければ長靴が最適だ。長靴こそ越後の山にはベストな履物だと思っている。
車道の辺りを大麻平と言うらしいが、道の拡幅工事が始まっていて、重機やダンプが盛んに盛り土をしていてうるさかった。私達が車道に出るとちょうど3時一服らしく音は止んでいた。
ここからの歩きが最高に疲れた。だが、この歩きをすることにより本来の八十里越えは終了するのである。入叶津登山口に着くと、足をばらばらにして揉み解したくなるような疲労感に包まれた。

今回歩いてみて思ったことは、大分コースが綺麗になり整備されたということである。迷いやすい所も綺麗に刈られ、道を遮っていた木が全て切られていた。日当たりが良く、木立がないところでは草が繁茂し、解りづらいところもあるであろう。ただ、全般にはここ1年ほど前から大分一般道化してきているようだ。
 今回は1名のお客様のご案内をさせていただいたが、要望があれば今後も少人数のグループの送迎や山先としての役目も行うつもりでいる。

今回はお一人様参加のため、自己負担が大きかったと思うが、かなりリーズナブルな設定としている。 尚、今回のようなお一人様パターンやお二人様パターンなどの料金設定について質問があれば、お気軽にメールなどで連絡ください。ただし、八十里古道はコースを確実に把握した後に、改めて案内できるかもしれません。いずれにしても来年ということになろうかと思います。

ブナ沢手前のブナ林 殿様清水から烏帽子の鼻
田代平付近の八十里道 田代平湿原
田代平湿原A 沢の石垣
松ヶ崎 福島県側八十里道
極相のブナ 極相のブナA



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