9月16日 大原口から守門岳

 朝一仕事を終わらせ、シロを伴い、ここのところ続けている見晴台ウオーキング+αを行うべく大原口まで行く。
大原口には、自家用車が1台と私達の後を追いかけるように軽が1台滑り込んできた。
比較的、楽な感じで登っていく。いつもの見晴らしウオーキングよりも少しペースを落とし、体調によっては山頂まで行って来ようかとも思っていた。そのために、少し余分に水と多少の食料も持ってきていた。
がつがつと登らず、息もあまり荒くせずといった感じで、多少の余力を残しながら登る。
尾根の取っ付きには約20分で着いた。これ以上早くすると、後が持たなくなってしまう。
大岩を捲き、見晴台に向けて歩いていると、鈴のかすかな音が聞こえてきた。私達のあとを追うように車を到着させた単独行者がひたひたと迫ってきているようだ。
見晴台に着き、シロにアクエリアスを与えていると、直ぐ単独行者が追いつき挨拶を交わした。単独行者、略して健脚氏は額にわずかに汗を浮かべてはいるが、言葉を交わすやいなやカメラを取り出し撮影に入った。
しばらく私の方が先に歩いていたが、とても敵わないと道を譲る。
 私のペースも相当速いペースで来ている。見晴らし台には50分で着き、その後もあまり休まなくても体は言うことを聞いてくれる。体調もまずまずなので、山頂まで行ってみることにした。
田小屋分岐に行くと、健脚氏は三の芝のヌマガヤ草原を歩いている。小烏帽子に着くと、はるか向こうに既に健脚氏は歩いていてそのピッチはさらに加速するように山頂を目指している。
私とシロも、今日は何とかそれなりにペースを落とすこともなく、歩けている。
 2時間を切ることが出来れば気分が良いだろうと思っていたが、かなり良いタイムが出そうだ。
なんと、1時間46分で着いた。これは自分にとっては2番めの記録であるが、有雪期で水場を大幅にショートカットした頃の時であり、無雪期としては新記録である。近くの友人の平井氏が1時間30分、山仲間の女性の某さんが1時間45分であるから(間違っていたらごめんなさい)、悪い結果ではない。
 山頂に着くと、健脚氏は既に食事中で汗も乾いたのか清々しい顔つきであった。ここで25分も栃木県にお住まいと言う健脚氏と談笑する。地図を見ながら『大雲沢ヒュッテってご存知ですか』と聞かれ、自分ですが・・と答える。健脚氏はこれから下山し会津蒲生岳に登ってから栃木に帰るのだという。
健脚氏が発ち、2分ほど経ってから私も歩き始めたが、健脚氏ははるかかなたを下っていた。
登山者というよりも、荷を極度に小さく、ランニング用?シューズで歩いており、アスリート風ですらあった。
 アブはここの所すっかり絶えたようで、時折秋の虫がそこらへんに飛び回っており、シロはいちいちそれを気にしていた。
 全体として、秋色の風情が漂い始めており、今後越後の山歩きが楽しい時期となるであろう。

登山口8:15  尾根取り付き8:35  布引の滝JC8:45  大岩上8:53  見晴台(1050m)9:05
水場9:22  田小屋JC9:28  小烏帽子9:37  守門岳10:01(1時間46分)
守門岳10:25  登山口11:42(1時間17分)

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