8月23日 鬼が面山塊草刈(南岳以遠)

 草刈機の刃を用立てていたら遅くなってしまった。
六十里登山口には、軽の四駆と軽乗用が各一。
燃料を約4g、水は2g。その他プラス草刈機でずっしりと重い。
草刈はマイクロ中継局からさらに上がった所の、吹き峠の分岐からが作業開始行程である。
それまでの間は、鉄塔の管理道やマイクロ中継局関係の作業道として使われているため、我々の管理外となっている。
兎にも角にも、ゆっくり過ぎるほどの歩きで何とか吹き峠分岐までたどり着く。少し休んでデジカメ撮影するが、カードが満杯になりアウト。別の日に撮れたら撮ろうと刈り始める。
最初は良いペースで刈っていたが、リョウブやチシマザサが異様に多くなっており、全くペースが上がらなくなってきた。2時間も刈れば鬼が面山塊の南岳に着くだろうと予想したが、目標の2/3ほどのところで1回目の燃料が切れ、昼食とする。ナスの油味噌、茄子漬、夏野菜たっぷりのおかずを楽しみながら昼食を終える。
 再び刈り始め、14:30南岳着。ミヤマウツボグサは既に終了していたが、ウメバチソウが見頃で綺麗だ。
ヒメサユリの種子があるので刈らないよう気をつけるが、止む無く何本か刈ってしまう。
鬼が面山まで行くつもりだったが、時間内では無理と判断。途中で草刈機のエンジンを冷まし、ゴミ袋を被せる。風が吹いてきたので、マルバマンサクの木を切り袋が飛ばされぬよう土に突き刺しつっかえ棒にする。
 ここから眺める浅草岳前岳は遥か遠くに見える。一体どのくらい時間が有れば終わるのであろうか。
その重い気持ちをそこに置き、後は自分の刈った登山道を深く味わい噛み締めながらながら淡々と六十里まで下った。こんな充実感のある下りは滅多に無い。
5時40分に着いた。
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