5月31日 守門岳

 大原口から登る。役所職員であろうか、スプレーマーキングや不要な枝が切られている。
尾根筋に付くとオオイワカガミが少しあった。
他には、樹木のタムシバ・アブラチャン・ナナカマド・アズキナシ・ヤマツツジ・ムラサキヤシオツツジなど馴染みの花が咲いていた。林床にはチゴユリなどもあった。
 布引の滝分岐を過ぎて10分くらいの所に、大きな岩があり、登山道はその右を捲いている。その捲き道が、昨年まで崩落しそうになっていたが、今年はついに崩落していた。よって、この部分僅か2mほどだが、少し慎重に通過したい。
 滝の倉沢水場は雪を被っており、そこからは数100bの雪歩きが小烏帽子まで続く。ただ、所々夏道が出ているのであまり難しくはない。また、前日役所から穴布の付いた竹を預かってきたのでそれを所々突き刺して登る。多少雪が解けても倒れぬよう、なるべく赤土の上に差し込む。
小烏帽子から上は、陵線上に雪は残るもののほぼ夏道を歩ける。一部、雪提が残る部分があったが、上部を通れるよう、若干鋸を入れた。来週の歩きには支障がないと思われる。
 山頂から青雲岳方面へと向かう。青雲岳直下の木道は少し露出していた。ピークは道標があるので、雪に覆われてはいるがコースを見間違うことはまずない。
 青雲岳から二口分岐に向かう途中で山仲間の女性に会った。分岐付近では、ツバモオモトやイワカガミの真っ盛りであったと言っていた。
 大岳に向かう登山道も雪を踏むことは目認できたので、二口分岐付近で折り返した。

以下、主な開花済みの花及び今後近いうちに咲くであろう植物を列記しておきます。また、野鳥についても、鳴き声で判別できたもののみを列記しておきます。
野鳥や動物・植物を楽しむ事が出来ると、山歩きは二倍にも三倍にも楽しみが増えると思いますので。

植物草本類

・チゴユリ・・イワカガミ・ナエバキスミレ・ノウゴウイチゴ・ツクバネソウ・ユキザサ・マイズルソウ・オウレン・ミツバオウレン・青雲岳から大岳間にミツバノバイカオウレンがあるかもしれません・ツバメオモト(これは小烏帽子から上にかなりあった)
ミヤマカタバミ・ツモスミレ・ミヤマスミレ・サンカヨウ・シラネアオイ・タケシマラン・カタクリ・キクザキイチゲ・ヒメシャガ(咲き始め)・カラマツソウなど

植物木本類

タニウツギ・ヤマツツジ・ムラサキヤシオツツジ・ウラジロヨウラク・ミズキ・ユキツバキ・マルバマンサク・タムシバ・アブラチャン・オオバクロモジ・オオカメノキ・アカモノ(未だ咲いていない)・ナナカマド・アズキナシ・ウワミズミザクラ・

野鳥

カッコウ・ジュウイチ・ホトトギス・ツツドリ・ホオジロ・アオジ・クロジ・ウグイス・キビタキ・オオルリ・ウソ・ヤブサメ・サンショウクイ・クロツグミ・ヒヨドリ・カケス・オオルリ・コルリ・アカゲラ・シジュウカラ・など

参考画像

田小屋分岐付近から小烏帽子方面の雪渓 田小屋分岐から水場付近の雪の付き具合
エデシ尾根から守門岳本峰

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