3月30日 守門大岳山スキー

 お客様の朝食を準備後、8時に家を出る。
昨晩から大岳に行こうと思っていたのだが、山スキーではなく長靴にスノーシューでも履いてふらりと行って来ようかと思っていた。
朝、なんとなくテレマークの靴のインナーブーツを外してみると、下敷きが入っていた。下敷きを外して履いてみると足の裏の圧迫感が全くない。奥只見でもそうであったが、左足だけが圧迫されて痛くて仕方なかったのだ。
一気に問題が解消されたので、今季初の山スキーにでものんびりと繰り出してみる気になった。
スノーシューならば、シロでも連れてリードを持ちながら行こうと思っていたが、スキーでは無理である。シロに見つからないように、そっと出かけた。
 二分の除雪最終地点には思っていた通り、車がずらりと並んでいた。8時半からアスファルトを歩き始める。
車の数を数えると45台あった。
橋の所まで除雪はしてあったが、車は進入禁止と表示があり、ここまで10分掛かってアスファルトを歩いた。
橋を渡ると、数名の山スキーヤーが居て、しばらく追い抜いたり抜かれたりしながら進んだ。
ショートカットコースはやっと雪が付着している程度で、来週には大平を経由しないと行けないかも知れない。
今期初めての山スキーであったためか、腿の付け根に違和感が生じてきた。
 保久礼には、10時頃着いた。ゆっくり来たが、これ以上の速さはスキーではきつい。保久礼小屋には、人が大きなガスボンベを用意し、宴会準備をしていた。どうやらスノーシューを履いているので食事係のようだ。
 一昨日からの雪で、かなり積雪はあったが、大勢のトレースで歩きやすい。
キビタキ小屋は少し屋根が露出していた。キビタキ小屋から不動平までが実に長い。空腹で足も上がらなくなり、不動平手前の木の袂で昼食とした。昼飯は、長男が使っていた保温弁当。あり合わせの物を入れてきたので、あくまでも美しい彩りはない。油味噌だとか、干し大根とジャガイモの煮物・ホッケの押し寿司、など全てお袋の味の惣菜である。御飯が暖かく、本当に美味かった。
 昼食を終え、しばらく行くと中津又岳に25名ほどの集団パーティーが着いたようであった。他にもどんどん集団が中津又岳に向かっていて、最初のパーティーの前を通り過ぎると、いちいち嬌声があがっていた。あまり気持ちの良いものではないな・・・と思う。
我慢の登りを終えると、大岳山頂には数10人の先客が居た。車から約3時間半強で着いた。山頂には殆どがグループ単位での宴会が行なわれていた。単独行は自分も含めて実に少ない。殆どが新潟弁や長岡弁で覆い尽くされていた。
既に昼食を摂り終えていたので、軽く休憩しピステが混む前に早々に立ち去ることにした。
久々にオフピステを滑るからか、余計な所に力が入り過ぎているのであろう、かなり心肺的に疲れる。パウダーではなかったが、さほど滑り難いほどではない。
キビタキ小屋付近からようやく、実践的な滑りの感じを掴めるようになってきた。
長峰から下は、粘っこい腐れ雪で途中の杉の造林地で転倒し、顔面をストックと粗目雪に擦ってしまい、少し出血した。かすり傷でよかった。
登る途中で2名のスキーヤーの滑走に行き会っただけであり、大岳からの滑走は自分で3人目くらいであったので、割と散らかしたバーンではなく滑りやすかった。
午後1時半、車に着いた。

山頂で寛ぐ人々 守門青雲・袴・袴腰
中津又方面 不動平直下マイシュプール
キビタキ小屋下マイシュプール

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