6月21日 田代平〜高清水沢〜ノゲ沢  単独&シロ

田代平まで、地元の利で車で乗り入れる。
地元の山菜取り達の車が、3台ほど途中と、終点に停まっていた。
山菜採りに会う可能性もあるので、とりあえずシロの手綱は付けたままである。
 道には、雪が残っている箇所もあり、イワカガミやイワウチワも見られる。
特に、オオバキスミレの群落が目立った。
 小松横手手前あたりから、ヒメサユリの開花したものが見られた。
オオタチツボスミレの葉が見事な斑模様のものがあり、貴重なものではないかと思う。

鞍掛峠からの道は、相変わらず鬱蒼とした道となっている。
所々、赤布やテープが巻かれているが、足元ははっきりとした道型がある。
道の両サイドには、オオイタドリやトリカブトが生い茂っている。
 九十九折の道を下ってゆくと、広い場所に出る。
『殿様清水』と書かれた道標があり、小沢が流れている。
道標の回りには、沢山のワラビが生えていた。

桜の窟 空堀(丸倉分岐)

再び鬱蒼とした道となり 薄暗い大岩のあたりに、『桜の窟』と書かれた道標が設けられてる。
 10分ほど歩くとブナの原生林となり『空堀』に着く。
『空堀』は丸倉分岐である。
『空堀』から一足で、『空堀小屋跡』の道標がある。
 ブナの原生林の中を歩いて行くと、大きな沢の音が聞こえてきた。
意外に、高清水沢は近くにあった。
鞍掛峠からは約1時間しか掛かっていない。

高清水沢手前の原生林

『空堀』から、エスケープルートとしての丸倉道に興味があり、行って見る事にした。
空堀地域も、戦後の拡大造林の影響なのかスギの造林が施されている。
同じような地形をぐるぐると回るように、少しづつ高度を下げている。
山道の片隅に、珍しいフデリンドウの花が咲いていた。
 20分以上歩くと、スギの植林地から開けた地形になった。
広い場所に出ると、山道が分岐している。
見当で行って見ると、どうやら正解の様であった。
何と、目の前にコンクリートの橋の残骸がある。
先ほどの山道分岐の広場まで、かつては車で来れたのであろう。
いわゆる、林道終点で車の回転場であったと思われる。
飯場なども有ったのかもしれない。

ガッコ沢の橋の残骸を渡ると、再び山道となった。
しかしながら、かつては車道だった道である事から、歩きやすい。
大きく崩壊した箇所があり、これがこの林道に車乗り入れが出来なくなった大きな原因であろう。
草はかなり生い茂ってはいるが、車乗り入れが不可能になって未だ数年と見る。

少し歩くと、また沢となった。
栃中瀬沢である。これも割と大きい沢であり、なかり深い。
栃中瀬沢を渡ると、大分向こうではあるが、大きなクレーン車が見えてきた。
 さらに十数分、三つ目のコンクリート橋があった。
ノゲ沢である。
ノゲ沢を渡って直ぐの所で、工事現場は間近にあった。
トンネルの入り口が見え、これが全長3`の一番長いトンネルの入り口なのであろうかと思う。
空堀から約45分で着いた。
 エスケープルートとしての価値は、大いにあると思った。

早速折り返しに掛かるが、いやに疲れる。
かなりの暑さを感じてしまうが、空堀まで一気に歩きたいと思い、我慢して歩く。
緩やかな登りではあるが、空腹と暑さで小一時間も掛かってしまった。
 弁当を食べ始めるが、珍しく食欲は涌かない。
変わってシロは食欲旺盛で、弁当のハムを狙っている。
シロにハムを与え、しばらくゆっくりとし体力が回復するのを待つ。

体力回復後、再び来た道を折り返す。
少し不明瞭な箇所に赤布などを巻きつけながら、1時間以上掛け鞍掛峠に着いた。
帰りに田代平に寄り、ミツガシワの群落を眺め車に戻った。
田代平から高清水沢までの間は、一箇所雪の残る箇所が不明瞭だが、あとは決壊場所もなく比較的解りやすい。

田代平8:37  小松横手9:02  鞍掛峠9:25  殿様清水9:55  ガッコ沢源流9:57  桜の窟10:05  空堀10:15
空堀小屋跡10:20  高清水沢10:25  空堀小屋跡10:32  空堀小屋跡発10:40  空堀10:44分岐
ガッコ沢支流小沢11:01  鞍掛廃道分岐11:07  ガッコ沢橋11:10  栃中瀬沢橋11:15  ノゲ沢11:27  
新八十里越え第9号トンネル付近工事現場11:32  ノゲ沢11:38  栃中瀬沢11:52  ガッコ沢11:57  鞍掛廃道分岐12:00
ガッコ沢支流小沢12:06  空堀分岐12:28  空堀分岐発12:45  桜の窟12:55  ガッコ沢源流13:01  殿様清水13:07
鞍掛峠13:48  小松横手14:07  田代平湿原14:30  田代平林道終点14:40
    

ミツガシワとシロ

トップへ
2005年山歩きへ
山塊別山行き記録へ