4月23日 守門岳シロと

 守門岳の様子を確認しようと出掛けた。
今日はシロと。
大原スキー場駐車場近くに車を止め、そこからは歩きとなる。
スキー場の第2ゲレンデから雪の車道を歩き,車から小1時間で登山口に着く。
シロに朝食を与え、自分も茶を飲む。
ブナの葉もほころび始め、来週あたりには新緑が本格化しそうな感じである。
 夏道の登山道と思しき所を直登し、難なく尾根に着く。
昨日か一昨日降ったものであろうか、新雪が結構積もっている。
しばらく夏道が続くが、息も切れぬうちに雪道となる。
天気は悪く無い筈なのだが、ガスが標高にしたがって多くなってくる。
エデシ(布引の滝下降部分岐)に着くと、昨年設置した道標が曲がって立っていた。
エデシからしばらく行くと、登山道を塞ぐ形で立ち塞がる大岩がある。
通常の登山道は、そこを右に巻き施してあるが、毎年そこには大きな雪隗が塞がる。
今年のそれはさらに大きく、とてもそこは通れない。
左側に巻き道を昨年施しており、そこを通れば危険は極めて少ない。

見晴らし台付近になってくると、さらに雪の量は増え、ぬかる滑るでペースはダウン。
見晴らし台上部は、ストックを確実に付き、一歩一歩確実にステップを刻みながら登る。
大きめのブナが現れ始めると、急登は終わり緩登となる。
依然、新雪が10cmほどあるのでペースはゆっくり。
ガスが一面を覆い、およその見当をつけながら小烏帽子を目指し登る。
小烏帽子のだだっぴろい地形は、ガス中注意しなければならない。
ポイントは、本高地沢の左岸傾斜を意識しつつ登って行く。
尾根の真ん中のひびが、新雪で隠されている可能性が有る。
時折、風に飛ばされた雪が現れると、ペースはぐんと上がるが基本的に新雪歩き。
未だか未だかを幾度と繰り返し、風の強いガスの山頂に着く。
一瞬、烏帽子方面からガスが切れかかり、嬌声を上げるが天から直ぐに蓋をされる。
握り飯やドッグフードでランチタイムとし、景色を諦め下山にかかる。
景色良ければ、大岳まで足を伸ばすつもりだったが、大岳までの稜線のガスは自信が無い。
小烏帽子まで来ると、とたんに下部はガスが切れてきた。
これぞとばかりにデジカメで撮影。
下画像がそれである。

田小屋分岐?付近を過ぎると、登山者に行きあった。
新潟訛りの登山者であった。
スキー場裏尾根の上部に立つと、下から数人さらに登ってくる。
シロに手綱を再び付け、グリセードで下っていく。
尾根の最高傾斜部では、若干のひびわれが見られたが、ほぼ雪が尾根を覆っていた。
連休辺りでもこの尾根は多いに使えそうである。
ただし、若干藪を歩いた方が安全な場合もあるかもしれない。
3名の若いスキーヤー&スノーシュートレッカーに挨拶する。
『イヌは元気ですね』「イヌは4本足ですからね」と会話する。
彼等と別れ、車の所まで山歩きをしたかったのでスキー場を回避するコースを取る事にする。
屋形平尾根のジャンクションをしばらく歩き、スキー場脇に注ぐ市の沢の源流部にグリセードで下る。
しばらく下っていると、リスか何かが飛び出した。
行って見るとウサギの足跡である。
シロを解き放し、足跡を嗅がせるがウサギの進行方向と逆の方向の臭いを嗅いでいる。
仕方がないので、首根っこを捕まえて、ウサギはあっちに逃げたのだと方向を諭し追わせる。
しばらく追っかけたようであったが、とてもウサギの逃げ足にかなう筈も無い。
 その後、そこら辺のカモシカの新しい足跡を二人で追っかけたりし、遊びながら歩いた。

スキー場7:00    登山口7:55    尾根8:20    エデシ8:35   見晴らし台9:05   小烏帽子9:50
守門岳10:40

屋形平ジャンクション11:55 途中シロと山遊び  下山13:30
ガスっていたが、違う下山コースを歩いたりして楽しい春山だった。

水場付近 小烏帽子付近
田小屋稜線 スキー場裏尾根

トップへ
2005山歩き一覧へ
山塊別山行き記録へ