5月21日 守門岳(青雲岳)

 8時40分にシロと大原登山口を出発。
20日前には、あれだけ有った雪も皆無で、夏道がずっと続く。
エデシの取っ付き尾根付近から、イワカガミが咲き始めており、他にカタクリなども咲いていた。
出発する際に雨は降っていなかったが、尾根からはガスが濃くなり、霧雨のようになってきた。
先回危険箇所の迂回路を作成した所まで来たが,意外に巨石は危険がないように感じられた。
むしろ迂回路の方の、落石が気になった。
とりあえず、この先の事も気になったので先を急ぎ、その個所は帰路途中で行うこととした。
見晴台(1050mのテラス状)の所には、登山口から1時間5分掛かった。
雨足も強くなったようなので、雨具を着ることにした。
見晴台を過ぎてすぐの所に大岩が有るが、そこからの急登部分の数10mに雪がこびりついていた。
初心者同行グループは、しっかりとステップを作って登っていただければと思う。
雪のあるところを九十九折にして登ると、いつのまにか緩登となった。(1200m)
1220mから左折し、滝の倉沢源頭部の水場に迂回して行くのであるが、
先回4月30日は、ここを左折せず、広い尾根筋に沿い1348m目掛けて直登出来た。
しかし、以降雪も消え、真っ直ぐでは藪となり、若干夏道沿いに歩くしかない。
左折後数10mで再び雪原となった。
この辺はガスられると難しい地形では有るが、田小屋道の1244mピーク下の登山道に沿い尾根状となっているので、
解らなければ、滝の倉沢源頭部のヒドをそのまま登るか,
目の前の前述した田小屋道に沿った尾根に取り付くかすれば解り易い。
いずれにしても、1220mから左折後最初のヒドが滝の倉沢源頭ということを理解していれば、
多少のガスでも問題無いと思うのだが・・・。
下りの方がかえって難しいと思われるが、すり鉢状のボール目掛けて下れば、
赤い布を沢山ぶら下げたブナの樹を左折して夏道に取り付けばよい。
1348m付近から先の尾根も、大雲沢側に雪庇の名残りの雪に覆われており、かなりの雪を踏めるが、
夏道が露出している所は、無理せず夏道を通りたい。
大原登山口から2時間25分で山頂に着いた。
いつも帰る途中で、手を合せるのを忘れるのだが、今日は忘れず手を合せた。
最初、大岳まで行こうと思っていたが、雨はひどくなり、とても行く気にはなれず、せめて青雲岳まで行こうと向かった。
青雲岳ピークも、ガスに覆われ、丸い雪の禿げ頭状であった。
巨石のある場所まで下ってはみたが、どっちもどっちと判断しかね、明日の朝もう一度改めて標識を付ける事と決めた。
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2004山歩き

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