7月28日 桜曽根から浅草岳

午前中いっぱい用が占め、山に行く元気も失せていたが、一山行く事にした。
暑いので浅草岳の桜曽根から行く事とし、向かった。
ネズモチ平でも4〜5台、桜曽根では10台ほどの車が駐車していた。
午前中は、越後三山などが綺麗に見えたが、午後になり随分とどんよりとしてきた。
登山道脇には、ツルアリドウシなどが少し有るのみで、セミの声を聞きながらの登りとなり、
ひたすら我慢較べのような気分だ。
かなりとばしたが、やはり1時間の壁は無理なようだ。
前岳の雪渓は約数10mに退行し、お盆明けには全て雪は無くなると思われる。
コバイケイソウは未だ花穂もつけていない。
イワカガミも未だ所々残っている。
山頂直下の池糖にもモウセンゴケも少しだが花を付け始めている。

山頂には、最初、私1人であったが、途中で追い越した人が到着し、少し話をする。
大分昔にここに来た事が有ると言っておられ、写真を撮ってやる。
私も撮ってやろうと言われるが、地元なので・・とお断りする。
 何も考えず、只そこにしばらく佇んでいると大分空は悲しく黒くなってきた。
「お先に」と初老の登山者に挨拶し、下り始めた。
ムジナ沢の原頭部にヒメサユリは若干見られたが、悲しい事に踏み入った痕が有った。
樹木の藪の中を踏み入るのとは違い、草原部はたちどころに植生が破壊されるという事を
もっと知らなければならないと感じる。

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