3月6日 山伏岩周辺カンジキトレック

午前中は所用が有り、家を空けることが出来なかった。
今日は晴れる予定となっており、朝一番から出かけたかったが、用を優先しなければならなかった。
正午少し前に用は終了し、昼食を摂り、出かけることにした。
狩猟期間は終了したが、有害鳥獣駆除期間であった。
したがって、猟をしながらトレックするつもりであった。
午後からの雪山なので遠出は出来ないので、近くの山に行く事にした。
近くに福田石砕という会社が有り、線路の敷き砂利や架設土木工事の版などに用いる
砕石を扱っている会社である。
岩山もろとも、会社が買い上げたのだろう。
その小高い山は「山伏岩」と言われている。
いや、言われているのではない、地図上でそうなっているのである。
山伏岩の位置する場所は、大雲沢ヒュッテから大原スキー場に至る道路の途中にあり、
採石場となっているので一目で解かる。
標高は600mである。
山伏岩の東側は平地となっており、そこから北東に尾根は伸び、それぞれ1021mピーク、
1177m三角点ピークとなり、このピークはサッパタ沢のカッチとなる。
この1177三角点ピークをさらに尾根添いに登って行くと、やがて通称「鋸クラ」を経て、
駒の神と黒姫の稜線に飛び出るのだ。
大分前から、このルートで守門岳に行ってみたいという気持は持っていた。
勿論、未だ果たされていない。
出来れば、サッパタ沢を詰めて行ってみたい気もする。

 どうも前置きが長くなってしまったが、山伏岩の位置はお解り頂けただろうか?
キノコのシーズンには、大原スキー場の手前に車を止めて、山伏岩の稜線伝いを登ったりしたものである。
 今日行くコースは、以前、通い慣れているコースであったが、最近は野兎もめっきり減り、
興味も薄れたルートでもある。
2月24日の浅草岳以来、大した山歩きはしていないので、多少の汗はかきたかった。
午後からであったので、猟目的を心に少し留め、トレッキング主体で行く事にした。
 大雲沢ヒュッテから2〜3分ほど歩き、適当な場所からカンジキを付けて歩き始めた。
一昨日に約30cmの積雪が有り、割と深いと感じる。
多い所では膝上まで有った。
しばらく野兎の跡は見られなかったが、時折見られるようになり、
それを見て緊張感が高まり、疲れを忘れさせてくれる。
ピークに達し、大白川新田が一望できる場所に辿り着く。
双眼鏡で、一応眺めてみるが、ウサギは僅少という印象だ。
 自然は美しいし、その美しさを眺めた時には疲れは飛んでしまう。
しかし、もっともっと自然そのものと言うか、例えば我々狩猟をやる人間にとっては、
自然と一体となる瞬間が或る。
そういう自然との一体感を感じてしまうと、山歩きは疲れを感じないものになってしまうのだ。
勿論、実際には疲れているのだが、集中するあまりに疲れを感ずる事が少ないという事かと思う。
 それにしても感じることは、雪が少なすぎるという現実だ。
雪山の地形と無雪期の地形は違う。
それは、吹き溜りとか、風の状況や地形によって積雪量が変わってしまうのである。
しかし、今年に限って、その影響が極めて少ない。
どちらかと言えば、無雪期の地形に極めて近いと言えよう。
同じ地形でありながら、今年のこの猟場はまるで違う様相を呈していた。
 大原スキー場が全て見渡せる場所で少し休んだ。
松浦亜矢の音楽が真っ白なスキー場に流れていた。
きっと、今日からレーシングキャンプに来ている方々の貸切状態なのだろう。
これから数10年後には、こんな風にカンジキで雪山を歩くことが出来ない時代が来るのかもしれない。

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