3月3日 浅草山荘裏スノーシュー
              スーパーカンジキトレッキング

1月の中旬から続いた、東京都江戸川区の小学生の雪国教室の最終回のグループであった。
本日のスノーシュー・カンジキトレッキングも最終回と言う事になる。
今回は人数が少ない学校で、およそ40人程であった。
今回の引率は、レンジャーのОさん他、私達サブが3名付いた。
40名ほどなので、私達が適当に挟まり、浅草山荘から夫婦滝へ行く遊歩道から歩き始めた。
今日の雪質は、新雪ではなく、数日前の雪であったので殆どぬかる事はなく、大変楽な雪の状態であった。
子供達は、比較的疲れることが無かったが、学校の先生方が結構疲れているようであった。
 スーパーカンジキと言うのは、いわゆる商品名で、簡易的なプラスチックカンジキのことである。
構造が簡単で、しかも安価で作ったもので有り、登り坂に関しては割と滑りやすい欠点が有る。
ただ、従来の紐カンジキに較べると、紐も無くゴムベルトであるので、装着はいたって簡単である。
よって急傾斜地では、一般的に滑りやすい欠点が出てしまい、
それでなかなか登り難い感じとなり、子供達も苦慮していたようだ。
おまけに、雪に上を歩くという初めての経験のであるから、尚更上手くいかない。
床の上やアスファルトの上を常に歩いて居る状況では100%の力で歩けるが、雪の上ではそれではまずい。
雪の上では、力の入れ加減を調整する事が出来なければならない。
そういう、微細な力の入れ加減を上手く調整出来ないようだ。
 折り返し地点から、下りとなるが、子供達にとっては下りの方がが難しいようであった。
基本的には、カンジキの方が下りは楽で有り、スノーシューでは技術的に難しい。
しかし、彼らにとっては、両方難しいようだ。
勿論、飲み込みの早い子供達は、らくらく下っているが、そうでない子供たちも沢山居る。
彼らにとって、斜面を下る・・という行為は、一般的に階段状の地形を下ると言う事に他ならない。
従って、階段の無い斜面を下ると言う事は、イコール、恐怖感を感じるということなのだ。
特に恐がっている子供達には、カンジキで1つ1つジャンプしながら階段を作り、対応する。
 かなり、そんな事でてこずったが、何とか全員浅草山荘のところまでたどり着いた。
午後からは、あいにくの雨で、子供達と私達もしっかりと雨に濡れた。
明日はスキー教室の予定らしいが、雪を楽しんでもらいたいものである。
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