3月2日 エコミュージアムスノーシュー講座・・中峯(10名)

昨日に引き続き、エコミュージアムのスノーシュー講座が入っていた。
私は午後の部の担当であった。
レンジャーのIさんが、今日は9名に参加者で有り、Sさんが一緒に同行するという。
てっきりベテランのサブレンジャーのSさんかと思っていた。
ベテランSさんは、さすがに仕切るので、その場合、私が後尾に付く事になる。
良く聞いてみると、チーフのSさんであった。
 天気は、午後から良くなるという予報であったが、今1つぱっとしない天気だ。
昨日のスノーシュー講座でニホンカモシカを見る事が出来たので、
今日もそれを目的に中峰に向かうとチーフのSさんに言う。
本日のスノーシュー講座では持込の方々も居られ、踵から後ろがかなり長いスノーシューの方が居られた。
昨日と同じコースを辿ると、下りがかなりきつくなると思い、昨日と逆コースを辿る事にした。
チーフレンジャーのSさんが最後尾についてくれた、
中峰の体育館を過ぎ、雪の無い廃田を歩いてゆく。
昨日と較べても、夜に雨がかなり降ったせいも有り、雪がかなり減少している。
尾根に取り付く頃には、かなりの方が一汗かいたようだ。
本日参加の方々は、無雪期には山歩きをされている方々も居られ、体力的に余裕が有る方も居られた。
ただ、雪山を歩くのは始めての方が多く、目からウロコ的に喜んでおられた。
つまり、雪の上を歩くと言う事が、どんな事なのか・・・と言う事である。
雪に上を歩いた事が無い方は、雪の上を歩く行為が大変面白いらしい。
ただし、その日の雪の状況によって大きく左右される事は言うまでもない。
 尾根の途中で、タムシバやマルバマンサクなどの樹木の説明を少々行う。
昨日と同じルートで行こうと思っていたが、人数も多く、スタンダードなコースに変更した。
キハダの植林地では、昨日と同じようにウサギによる食害を説明した。
その上のニホンカモシカウオッチングを行った地点に到達したが、昨日と同じ所に脳天気に座っている訳が無い。
おそらく、その向こうの影の斜面に居ると思われたが、
時間も時間なので平らな所で大休止する事にし、休憩が終了した時点で引き返す計画とした。
 県内の方が多かったが、比較的平野にお住まいの方であったので、
これほど雪山を満喫した事は始めてらしく、参加者全員が雪の美しさを堪能されていたようだ。
自分もそこら中を双眼鏡で眺めてみたが、今日に限ってニホンカモシカは姿どころか新しい足跡さえも見られない。
 休憩を終了し、別のコースを辿り、車に戻った。
無雪期の山歩きとは全く違う山歩きを楽しまれ、雪山の虜になるだろう人も居られたようだ。
その分、雪山は危険も孕んでいるので、十分安全に注意して山歩きを楽しんでいただきたい。

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