3月18日 チャクズリガッチ<仮称>(1006.8m)


大白川新田から五味沢に向かう途中に山の神トンネルがあ。
山の神トンネルを抜け、少し行くとスノーシェードの建設中の現場がある。
そこを過ぎてすぐの所に沢があるが、その沢をチャクズリ沢という。
その沢を詰めていくと、サッパタ沢左岸尾根の始点付近となり、
下黒姫沢右岸尾根に合流する部分となる。
このチャクズリガッチをさらに北に北上すれば、エラオトシ沢左岸尾根となり、
最終的には、守門岳から黒姫に続く尾根と合流する。
この山域には、かつて行った事が無く、気になる存在であった。
その気になれば、2時間弱で行けそうである。

前日、アウトドア大好きの常連のお客様のMさんが来ていて、晴れたら山に行きましょう!と約束していた。
前日、冗談で、「守門岳にしますか?」と聞くと、さすがに守門岳は自信が無いと言う。
往復5時間程度の山歩きは何処が良いか?と自問自答していたら、チャクズリガッチ<仮称>を思いついた。
尾根歩きをすれば、危険は殆ど無いと考えられたからである。
昨年、関越国際大原スキー場付近をスノーシューで歩いて頂いたが、
雪山歩きはそれ以来だそうで、今日は初のカンジキ歩きを体験してもらうことにした。
カンジキを持ち、大白川部落の終点の山の神林道の始点に到着する。
そこで、Mさんと共にカンジキを装着する。
道路脇を8時40分に出発した。
通称「柳沢」の左岸辺りを徐々に登り、尾根に辿り着く。
ゆっくり2時間かけて813m付近に辿り着く。
この辺までは、以前ウサギ狩りで来た事があると記憶している。
そこから先の尾根が、大白川部落から見ると、実に登り易そうに見えた尾根であった。
しかし、実際に行ってみると、結構急であり、そんなに広くない。
Mさんに言わせると恐怖感を感じると言っていた。
3時間かけてようやく三角点のある1006.8mに到着した。
二万五千分の1の地図を見ると、三角点の1006.8mピークはチャクズリ沢のカッチとなっており、
北に鞍部を構え、北東側に平らな1099mの饅頭型の山を見ることができる。
出来れば、その饅頭型のピークを越え、三角点の有る、1177.2mピークまで行こうと思ったが、
天気も下り気味となり、そこから帰ることにした。
1006.8mのピークからチャクズリ沢右岸尾根を下る。
Mさんも楽しいと言って頂き、疲労も適度に感じたと言われ、なかなか良い山歩きであった。
かなりゆっくりのペーズであったので、登り3時間、下りに2時間30分というコースタイムであった。

一生懸命に尾根歩きをするお客様のMさん 1006.8mチャクズリガッチ<仮称>に向かう尾根の一部
1006.8mチャクズリガッチ<仮称>に近い部分のブナ林 山頂部にガスが掛かっている守門岳
1006.8mピークからの浅草岳の全景 1006.8mチャクズリガッチ<仮称>のなだらかなピーク

トップページへ戻る
山塊別山行き記録へ戻る
2003年山歩き一覧表へ戻る