9/2〜9/3 北穂高・奥穂高・前穂高

新潟豊栄市の中山さん、見附市の木村さん、私、の3名で9/2、上高地を5時50分に出発。
9/2行程概要は、徳沢園〜横尾大橋〜涸沢〜北穂高岳であった。
9/2は、上高地5:50  徳沢園7:20  横尾大橋8:30  涸沢10:50〜12:00
北穂高小屋14:20(中山さんと木村さんはこの時間より30分早く到着)

9/3北穂高小屋5:25  涸沢岳7:30  奥穂高山荘7:45  奥穂高山荘出発8:37  吊り尾根9:25
前穂高岳10:30  紀美子平11:00  岳沢小屋12:35  岳沢小屋出発13:10  上高地14:50

行程中の概要
初日の早朝は、上高地はひっそりしていた。
平らな道をどんどん歩くのみに終始する。
時折、中山さんから植物の質問があり、適当に答えた。(いい加減ではない)
目立ったものとして、サラシナショウマ、ハンゴンソウが多かった。
何人かのハイカー及び登山者を追い抜いたり、追い越されたりして歩きつづける。
徳沢園に着いた頃は、まだまだ寒いという印象であったが、横尾大橋到着時には日照も暑くなってきた。
横尾大橋から、山道となった。
私は、体調も最悪であり、平らな山道でさえも疲れていた。
平らな山道の途中の枯れ木に、マスタケが生えていた。
食べられるキノコであるが、ここは国立公園内であり、採取は許されない。
しばらく行くと、吊り橋があった。
そこで、少し給水し休むことになった。
吊り橋を過ぎると、徐々に斜度の有る山道となり、私は徐々に離されて行った。
涸沢小屋手前には、オオヒョウタンボク、クロウスゴなどの木の実が有った。
涸沢小屋で、十分休憩させてもらうことにした。
丁度お昼なので、昼食とする。
約1時間休み、3人で出発するが、急登に次ぐ急登で自分の体調と相談し、
ゆっくりとマイペースで歩くことにした。
そこそこ花は有ったが、息が苦しく、それどころではない。
中山さんと木村さんが小屋に着いて、30分後にようやく私が到着した。
軽く3人で、生ビールで乾杯し、私は少し休ませてもらうことにした。
昨夜は睡眠不足で、殆ど寝ていなかったが、全く眠れず、ただ寝転んでいるだけという感じであった。
外の景色が最高に良い・・・と、中山さんが呼びに来たので、外に出てみる。
お二人は、ずっと飲んでいたらしく割とテンションは高かった。
外の景色は・・・確かに素晴らしかった。
午後9時に何とか眠れたようであった。
 9/3早朝に出発。
私は、体調は良かった。中山さんは二日酔いのようで頭痛がひどいと言っていた。
岩場歩きで、スリルもあり、楽しかった。
岩場には、色んな植物がたくさんあったが、花の時期は遅いらしく終了しているものがかなり有ったようだ。
花が終了しているものとして、チングルマ、ガンコウラン、ハクサンイチゲ、
ミヤマダイコンソウ、コイワカガミ、イワベンケイなどが見られた。
花が付いて居るものとして、リンドウが割と見られた。
ただ、このリンドウ、正式な学名は調べてみたが不明であった。
よく見られた花として、イワツメクサ、メイゲツソウ、ヤマハハコ、
ミヤマアキノキリンソウ、ウサギギクなどがあった。
鳥類は僅少であったが、イワヒバリが人を恐れず、トコトコと愛嬌のある姿を披露してくれた。
 3人とも、程好い体調となり、殆ど休まず、前出の行程通り、順調に下山にかかった。
重太郎新道下山時には、ハイマツ林が見られ、高度下げるごとにダケカンバが現われ始めた。
鳥がハイマツ林の上を滑空していて、一瞬、カササギ・・・ではないかと、中山さんと木村さんに言う。
しかし、やはり九州地方にしか存在しない鳥であり、ホシガラスであったようだ。
岳沢小屋近辺及び、岳沢小屋から下においては、ハンゴンソウ、トリカブト、ミソガワソウなどがあった。
ただし、トリカブトは正確には種名は不明であり、ハンゴンソウについても、ハンゴンソウかどうかはっきりしない。
岳沢小屋から上高地に至る途中で、天然クーラーと呼ばれる風穴が有り、
苔生す場所の一角にゴゼンタチバナが花を付けていた。
ごく最近まで、雪が有ったのかもしれない。
 上高地に着くと、人が沢山いた。



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