6月9日 ネズモチ平登山口〜浅草岳〜桜曽根登山口

昨日と同じメンバーで、本日は、浅草岳を目指した。
昨日と打って変わって、気温は低く大分凌ぎやすい天気である。
登山下着一枚では、幾分寒いようにも感じる。
天気予報も、今ひとつではあったが、そこそこ眺望も望めると予想された。
 ネズモチ平登山口には、朝7時丁度に到着した。
駐車場に車が置けるか心配したが、何とか数台分のスペースがあった。
車から降りると、あたりはさわやかな初秋のような空気が漂い、気持が洗われるようだ。
 夜中に降った雨で、ネズモチ平登山道は多少濡れているものの、残雪が解けたばかりのぐちゃぐちゃした感じではない。
登るたびに邪魔になる木を切るのだが、今回も若干切る。
杉の木の20センチモノが登山道を塞いでいるが、これはこの前は脇の雑木を切って対応した。
今回も、とりあえず脇を通ってもらうことに・・。
前回(17日前)に、同一コースで登った時に較べると、明らかに、登山道は安定している。
登山道は残念ながら、脇へ脇へと膨らんでいるが、何とか真中部分に先駆樹種が侵入してくれればいいと願う。
 沢を二つ過ぎ、いよいよ、標高を稼ぐ場面となる。
いつもならフ〜フ〜言うのだが、今日は気温も低く殆んど汗をかかない。
汗っかきの自分には考えられない・・・。きっとタバコを断煙した性かも・・・などと若干期待する。
・・・断煙とは、文字通り、煙を絶つことに他ならない。
一時の禁煙ではなく、当人自らが死期を迎えるまでの間、タバコとは無縁の生活を送るわけである。
この一本のタバコに救いを求めるか、また、この一本で破滅を迎えるか!?という、シェークスピアのようなシチュエーションだ。
 一生を80年と考えれば、自分のタバコ歴は27年、天寿を全うする頃に、「ああ、あの頃はタバコをすっていたなあ!」
と、思い出されるような人生を送れれば幸いである。
 今までの私は、まさに「スモーキングブギ」のような、煙突人生だった。
肺のレントゲンをとっても真っ白・・・(つまり.真っ黒)
そんな、酷使された肺を暫し労ってやろうではないか・・・それが、主目的なのである。
 戯言はこの位にして、とりあえず、2時間強で浅草岳山頂に到着した。
「浅草岳は、おき楽に登れる・・・」という、定説が蔓延っているのか、出足が、どうも遅い。
昔は、「遥かなる山、浅草岳・・」が、いまは、「ちょいと、そこまで・・」に一変している。
「楽して登る」という行為は、山そのものに感情が有ったなら、どんな反応をするのだろう?

山頂についたが、時間は未だ昼食には程遠く、天狗の庭方面のシラネアオイの群落と対面することに・・・。
5/30に、このコースを歩いていたが、大分、シラネアオイは花をつけていた。
ここだけでも、かなりの群落が見られる。
 山頂は、かなリ混み入ってきたので、しばらく下ってから昼食にすることにした。
嘉平与のボッチに着くと、いささか喧騒は少なくなり、ここで昼食とする。
眺望は大分良くなってきたが、飯豊連峰や佐渡島、南魚沼の山々は見ることが出来なかった。
昼食を摂り、ゆっくりと桜曽根に下山し、ネズモチ平まで車道歩きを楽しんだ。
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