6月14日 大白川口から守門岳ピストン

このコースは、1ヶ月も歩いていないので、歩くことにした。
朝、所用を終わらせてからのスタートなので、午前8時20分頃のスタートである。
空模様は、生憎の曇り空だが、雨が落ちそうな感じではない。
大原登山口には、もう一台の車が到着し、御中年の男性が登るようであった。
雪渓の具合はどうか?と聞かれるが、私も1ヶ月ぶりなので、自信がない。
--100メートルくらいの雪渓歩きは有るでしょう---と言葉を濁す。
 今日は気温が高くないので、またまた飛ばして歩く。
エデシ尾根の取っ付きまでは、通常25分掛かるところを17分で到着した。
この分で歩けば、そうとう早いペースで歩けるだろうと予想したが、徐々に気温が上昇し、汗もかいてくる。
沢までを1時間で歩きたかったが、途中で我慢できず、10分ほど休憩したのでその分余分に掛かる。
沢は、殆んど雪がなく、2年前の7月の上旬並みの状況であった。
従って、一昨年と比較すると3週間ほど早いと言うことになろうか。
とにかく、沢筋の登山道は雪の心配はなくなった。
沢筋のへこんだ登山道を過ぎたあたりから、多少雪が登山道を被っているが、すぐそこに見えるので間違うことはない。
10mほど注意して、滑らないように歩く。
田小屋分岐点を過ぎると、三の芝だが、この辺から約100メートル以上の雪渓歩きとなる。
 二の芝を過ぎると、登山道には、アカモノの花が咲き始めている。
雪が消えたばかりの付近には、オオバキスミレが未だある。
ノギランも花穂を立ち上げているし、守門岳の花として認定されている、ヒメシャガも咲き始めた。
藪の中で、白っぽく見えるのは、殆んどミズキの花だろう。
たまにアズキナシやヤブデマリの鮮烈な白も見られるようだ。
 田小屋分岐で握り飯などを食っていたので、随分と時間が経過した。
二の芝付近では、既に9時54分であった。
もうすぐ、出発してから2時間に至ってしまう。
2時間をどれだけ切ることができるかという、目的も有ったので、2時間以上掛かったのでは洒落にならない。
二の芝から、山頂までは、残り時間は26分。
あたり幅からず、荒く息をして、秒針が5秒ほど過ぎたあたりで何とか2時間で着いた。
山頂にお二人の男女が既に居られたので、荒い息を悟られぬように注意する。
考えてみれば、今日はかなリ休憩し、オマケに雨具を段取りしたり、ザックカバーを着けたりした手間も有ったので遅くなったのだ・・・と、自分に言い訳する。
 今日は、久々にラーメン道具を持ってきたので湯を沸かして食う。
新潟県地図を持参し、下越の山を磁石で調べたりしてみたが、景色も今ひとつでどうも解からぬ。
それに、午後からもそれなりに用が有ったので、下山に掛かる。
 沢を過ぎた辺りで、チシマザサが少し見られたので採る事にする。
夢中になっていると、細い枝が思いっきり目の中にぶつかってきた。
瞳に突き刺さる感じではなく、枝が横から眼球にぶつかってきたので、衝撃はたまらない。
しばし、目を瞑っていたが、こわごわ開いてみれば、視界は何とか有るので、一安心。
うめくように、自分をののしりながら、下山する。
民宿大原に着いて、おふくろを乗せて大雲沢ヒュッテまで帰る予定だったが、おふくろが未だ飯を食っていないので、缶ビールを馳走になる。
アルコールが回ってくると、目はさらに痛んだ。
帰って、部屋掃除をしなければならないが、目が痛く少し休むことにする。
それに、対チュニジア戦だ。
 今日の山歩きは、登山道の様子を見たり、ともすれば山の幸をも・・などと欲張ったので撥が当たったに違いないのだ。
皆さんも注意しよう。

かなリ早いペースですが、小割にコースタイムを計測してみました。
×1.5倍で良いと思いますが・・・
大原登山口8:20 エデシ取っ付き尾根8:37 エデシ取っ付き尾根出発8:40 布引の滝分岐点(エデシ)8:47
叉割りブナ8:50 第一岩8:53 見晴台9:05 見晴台出発9:12 急登終了見晴らし広場9:19 滝の倉沢9:29
田小屋道分岐点9:37 田小屋道分岐点出発9:45 二の芝9:54 守門岳山頂10:20

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