8月6日〜7日 針生平〜大朝日

前日の夜、針生平まで車で入り、一晩泊る。
同行者は木村さんと風太氏。
共に新潟市と見附市に住んでいる。
風太氏は35kgのザックを背負っての登山という事で、まさに馬並みの体力。
針生平から、延々とほぼ平らな山道をずっと歩く。
途中のブナの原生林は実に見事であった。
また、川には、足の広さしかない吊り橋が架けられており、なかなか面白かった。
これは、おそらく、冬も架けっぱなしでおく為に、わざと狭くしたものだろうと思った。
平らな登山道を過ぎると、ようやく、目の前に急な斜面が現れた。
かなりきついので、ゆっくり登る。
急登を過ぎると、標高1300m位の尾根筋についた。
尾根筋には、馬鹿でかいアカモノが沢山有り、食べられる、と教えると、風太氏はバクバク食っていた。
しばらく緩登となるが、中くらいの斜度でだらだらと、切りもなく山道が続いている。
やがて、風太氏が足の不調を訴える.。
足がつったようである。
興味本位で、風太氏のザックを背負うことに。
ずんと背中に重みが伝わり、約1時間は地獄を味わった。
標高1600m付近では、完全な高山帯の植物が沢山有り、越後の山とは違うことを思い知る。
山は次々に増えつづけ、全く着く気配はない。
9時間でようやく本邦に到着。
いくらか下り、大朝日小屋に到着。
3人で、夕食の準備をしたり、酒盛りの準備を始める。
自分は、頭痛がひどくあまり飲めなかった。
翌朝は、割とゆっくりと起床し、我々三人は1番最後の出発なった。
天気もガスがかかり、我々3人の体調も良くないことから、当初、計画していた、祝瓶山経由での下山はあきらめ、
ピストンで帰ることになった。
だらだらと下り、途中で歩くのが厭になってきたが、我慢して、なんとか7時間で針生平に無事到着した。
帰りに温泉に立ち寄る予定だったので、車を走らせていたら、なんとパンクだ。
それもフロントで有り、ぺしゃんこで、ジャッキも挿入することが出来ない。
仕方ないので、そこら辺から倒木を拾って対応した。
いずれにしても、初体験の東北の山は良かった。
トップへ
2001年山歩きへ
山塊別山行き記録へ戻る